オールナイトシネマ

映画の記録

24. バンテージ・ポイント

f:id:fusiginokuni:20150408111224j:plain

 

監督:ピート・トラヴィス

 

2008年公開のアメリカ映画スペインでの国際会議で起こった米大統領狙撃事件の全貌を、同時刻8人の視点で明かしていくサスペンスアクション映画

 

 

同じ場面をそれぞれの人の視点から繰り返し描き、だんだんとその時間に起きた物語が浮き上がってくる。

90分間の映画だったんだけど、もっと長く感じた。

長く感じるんだけど、つまらないからではなくて、それぞれの視点から何度も繰り返し描くからであって、おもしかった!

おもしろい、とゆうか、目が離せない。

自分が正義だと感じる行動を実行に移す。

素晴らしいことのはずなのに、難しい。

やっぱり私がカッコいいと思ったのは大統領と黒人さんね。

命の危険を感じた時に、真っ先に家族のことを思い出し行動する。

愛情の深さではなく、習慣みたいなものなんだろうけど。

それでもうらやましい。

あんな風にそばにいるんだと感じたいものです。

 

祖国のため、家族のためにとひと呼吸おいて考えて殺すことはできても、

とっさの時に子どもを殺せる人っているのかな。

みんなとっさの時であれば、他人の子どもであっても、守ろうとするんじゃないかな。

この映画は、テロ組織グループがたくさんの市民を巻き添えにして起こった事件だけど、守れるものなら守りたい。そう思いながら人を殺していたんだと感じた。