24. バンテージ・ポイント
監督:ピート・トラヴィス
2008年公開のアメリカ映画。スペインでの国際会議で起こった米大統領狙撃事件の全貌を、同時刻8人の視点で明かしていくサスペンスアクション映画。
同じ場面をそれぞれの人の視点から繰り返し描き、だんだんとその時間に起きた物語が浮き上がってくる。
90分間の映画だったんだけど、もっと長く感じた。
長く感じるんだけど、つまらないからではなくて、それぞれの視点から何度も繰り返し描くからであって、おもしかった!
おもしろい、とゆうか、目が離せない。
自分が正義だと感じる行動を実行に移す。
素晴らしいことのはずなのに、難しい。
やっぱり私がカッコいいと思ったのは大統領と黒人さんね。
命の危険を感じた時に、真っ先に家族のことを思い出し行動する。
愛情の深さではなく、習慣みたいなものなんだろうけど。
それでもうらやましい。
あんな風にそばにいるんだと感じたいものです。
祖国のため、家族のためにとひと呼吸おいて考えて殺すことはできても、
とっさの時に子どもを殺せる人っているのかな。
みんなとっさの時であれば、他人の子どもであっても、守ろうとするんじゃないかな。
この映画は、テロ組織グループがたくさんの市民を巻き添えにして起こった事件だけど、守れるものなら守りたい。そう思いながら人を殺していたんだと感じた。