オールナイトシネマ

映画の記録

10. ファイト・クラブ

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監督:デヴィット・フィンチャー

 

 
自動車会社に勤める主人公は、不眠症に悩まされる日々を送っていた。
ある日、担当医師より、悩みを持っている人々の集いに参加してみるといいと助言を受ける。
集いに参加することで心が軽くなった主人公は、あらゆる集会に参加するようになる。
そこで同じように色々な集会に参加している女性、マーラに出会う。
マーラの出現により、ふたたび精神が不安定になる主人公。
そんな折、出張先の飛行機の中で自由奔放なイイ男、タイラーと出会う。
出張から帰ってみると、北欧家具など一式そろえたマンションの自宅が火災に遭い燃えていた。
帰る場所をなくした主人公は、タイラーに連絡。奇妙な共同生活がはじまる。
 
 
 
恐らく、数年前に一度観ている。
その時の感想として覚えているのは、「男たちが、どこかの地下で喧嘩する」とゆうことだけ。
本当に私は観たことがあるのか?
この映画を見て感想がそれしか残らないってどう考えてもおかしい。
観終わって、第一に浮かんだ感想、「これってラブストーリーだったのね!」
バレンタインデーにぴったりの映画でした。
知らなかった、ファイト・クラブがラブストーリーだったなんて!
1999年公開の映画ですが、へレナ・ボナム・カーターの若いこと!
この人がこんなに美人だと感じた映画は初めてです。(私が観てきた中ではね)
最近は浮気だ不倫だのって話ばかりを見聞きしていたせいで、若干やさぐれていたのですごく嬉しかった、この映画。
 
ところで、男の人って、あんなふうに殴り合いたいものなのかしら?
とっても楽しそうだった。
 
 
ネタバレ注意ですよ。この映画、有名すぎるからいまさらだけど。
 
 
でも私は忘れていたんです、まさか同一人物だったなんて!
エドワード・ノートンは最後まで誰にも名前を呼ばれない。
エンドクレジットにも「ナレーター」と書かれてる。
 
「職業がなんだ。財産がなんの評価に?車も関係ない。
人は財布の中身でもファッションでもない」
じゃぁ、何かしら?
 
なんてったって最後のシーン、画からして素敵。
「いいから俺をみろ、マーラ。
これからはすべて良くなる。出会いのタイミングが悪かった」
手をつないで画面は揺れる。
 
 
この映画には原作があります。
チャック・パラニュークという作者さん。
小説では、もう少し最後が分かりやすく描かれているそう。時間が前後するので、小説の方が難しく、混乱するそうですが、それってなおさら面白そう!
読まなくちゃ。