24. バンテージ・ポイント
監督:ピート・トラヴィス
2008年公開のアメリカ映画。スペインでの国際会議で起こった米大統領狙撃事件の全貌を、同時刻8人の視点で明かしていくサスペンスアクション映画。
同じ場面をそれぞれの人の視点から繰り返し描き、だんだんとその時間に起きた物語が浮き上がってくる。
90分間の映画だったんだけど、もっと長く感じた。
長く感じるんだけど、つまらないからではなくて、それぞれの視点から何度も繰り返し描くからであって、おもしかった!
おもしろい、とゆうか、目が離せない。
自分が正義だと感じる行動を実行に移す。
素晴らしいことのはずなのに、難しい。
やっぱり私がカッコいいと思ったのは大統領と黒人さんね。
命の危険を感じた時に、真っ先に家族のことを思い出し行動する。
愛情の深さではなく、習慣みたいなものなんだろうけど。
それでもうらやましい。
あんな風にそばにいるんだと感じたいものです。
祖国のため、家族のためにとひと呼吸おいて考えて殺すことはできても、
とっさの時に子どもを殺せる人っているのかな。
みんなとっさの時であれば、他人の子どもであっても、守ろうとするんじゃないかな。
この映画は、テロ組織グループがたくさんの市民を巻き添えにして起こった事件だけど、守れるものなら守りたい。そう思いながら人を殺していたんだと感じた。
23. ミザリー
監督:ロブ・ライナー
スティーブン・キング原作の、小説家が監禁されるという怖いお話。
ちょっとだけネタバレもあります。
今でゆうとストーカーなのかなー?
アニーの笑顔がやさしいのに怖い…!
独り占めしたいなんて欲を出さなければ、命の恩人として本当に長く良い関係を持てたかもしれないのに、なんて無理か…
過去の事件を知ったら逃げるわね。
うん。
長い期間、精神を保って小説書き続けたポールはえらいと思うけど、捜査し続けた保安官がかわいそうすぎるよー。
あんな田舎町で、しっかり働いて、その結果が瞬殺だなんて。
手を抜いて真相に気付かなければ、残りの人生も穏やかに奥さんと過ごせたのに。。
保安官が発見してアニーの目をくぐり抜け救い出して事件解決、というわけにいかなかったのか!?
あとね、両足折れてて車椅子状態でも、女の人って男の人の腕力に敵わないのかって少しがっくり。だいぶがっくり。
治りかけてたとしても、体力めっちゃ落ちてるはずなのに、ミザリーくらいの体型あっても負けるなんて。。。くやしい。
この映画で、キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞してるけど、まさしく、とにかく、アニーがこわかったです。